当社が運営・開発する生成AIロープレシステム「カルティ ロープレ」が、東芝グループである東芝ビジネスエキスパート株式会社(本社:神奈川県横浜市鶴見区、取締役社長:星 繁)の特定保健指導トレーニングに採用されました。新人管理栄養士が実践力を早期に高め、社員一人ひとりの行動変容を促す質の高い指導を実現します。
導入の背景と目的
東芝ビジネスエキスパートでは、社員の健康を支えるために特定保健指導を実施しています。しかし、特定保健指導対象の社員は多忙のため、短時間で効果的に寄り添い、行動変容まで促すといった高度なコミュニケーションスキルの習得は、新人の管理栄養士にとって時間のかかるものでした。従来の人手によるロープレは指導側の工数が必要であり、指導経験の蓄積も属人的になりがちでした。
こうした課題を解決するため、AIアバターが多様な社員像を再現し、反復練習を可能にする「カルティ ロープレ」の導入を決定しました。
導入概要と今後の展望
今回の導入により、新人管理栄養士は、「健康に対して無関心」「リスクは理解しているが行動に移せない」といった、実際の社員が抱える多様な状況をAIアバターとの対話を通じて忠実に体験できるようになりました。これにより、現場に近い実践的な保健指導スキルがセルフトレーニングで効率的に習得可能になります。
同じシナリオを何度でも繰り返し練習できる仕組みに加え、評価AIがヒアリング力・提案力・共感度などを自動でスコア化することで、苦手なポイントを可視化します。受講者は自分のペースで改善に取り組むことができ、確実なスキル向上につながっています。
今後は、シナリオのさらなる拡充を通じて、より幅広い実践力の育成につなげていく予定です。また、実際の現場で起こりうる多様なケースに触れることで、新人管理栄養士が状況に応じた柔軟な対応力を養えるよう、トレーニングの幅を広げてまいります。Sapeetは、今後の研修内容のアップデートや活用定着に向けて、引き続き伴走支援を行ってまいります。
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