当社が運営・開発する生成AIロープレシステム「カルティ ロープレ」は、株式会社カカクコム(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:村上 敦浩)の食べログカンパニーにおける人材教育プログラムに採用されました。
導入の背景と目的
食べログカンパニーでは、飲食店コンサルティング部門が食べログを活用したソリューション提案を、カスタマーサクセス部門が食べログの店舗ページ作成やネット予約の設定に向けたご契約店舗へのヒアリングを担っています。いずれも飲食業界に精通した知識と高度なコミュニケーションスキルが欠かせません。
従来、新入社員の育成には一人当たり月10回・80時間規模のロープレを人手で行ってきました。しかし、指導者ごとにフィードバックの観点やシーン設定が異なることや、指導の属人化等により大きな工数を要していたことから、学びを標準化し、体系的にスキルを積み上げられる仕組みを整えたいという声がありました。
こうしたニーズに応えるため、いつでもAIアバターと反復練習が行える「カルティ ロープレ」の導入を決定しました。
導入概要と今後の展望

今回の導入により、従来、教育担当者や先輩社員が人手で実施してきたロープレの大半をAIが代替し、教育工数を大幅に削減しながらも学習の量と質の両方を向上させることが期待されます。
新入社員は、現場でよく直面する「店舗運営に悩みを抱える経営者」など多様な飲食店経営者との対話を想定し、AIアバターとの反復練習を通じて、深掘り質問や傾聴といった提案・ヒアリングに必要なスキルを磨くことができます。
また、「カルティ ロープレ」の評価AIは提案力・ヒアリング力・共感度などを自動でスコア化し、受講者の成長ポイントを可視化します。同じシナリオを繰り返し練習できる環境により、新入社員は自分のペースで着実にスキルを向上させることができます。
今後、食べログカンパニーでは、サービスにおける機能追加や飲食業界のトレンド変化に応じてシナリオを継続的にアップデートし、より実践的な人材育成プログラムへと発展させる予定です。また、飲食店コンサルティング部門とカスタマーサクセス部門の優れた対応事例を蓄積してロープレのシーンに反映させ、組織の知見継承も目指していくとのことです。Sapeetとしても、本お取り組みを、AI活用による人材育成・知見継承のノウハウ共有やサービスのさらなるアップデート等を通じて、伴走支援してまいります。
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