当社が運営・開発する生成AIロープレシステム「カルティ ロープレ」は、株式会社不動産SHOPナカジツ(本社:愛知県岡崎市、代表取締役会長:鳥居 守)の営業本部に導入されました。
本取り組みは、新人・若手スタッフを中心に、店頭でのお客様対応力を高めるとともに、スムーズなご提案につなげることを目的としています。
導入の背景と目的
不動産のご相談では、お客様との初回接点におけるヒアリングやご提案の質が、その後の信頼関係やご契約に大きな影響を与えます。住宅購入や売却、リフォームといった大きな意思決定を支援するためには、物件知識だけでなく、お客様の状況や希望を丁寧にお伺いできるコミュニケーションスキルが不可欠です。
従来、新人や若手スタッフの育成は、現場で実際の業務に従事しながら指導を受けるOJTや、模擬的な接客を再現するロープレを通じて行われてきました。しかし、指導者ごとにフィードバックの観点や場面設定が異なることから属人化が生じやすく、またロープレの相手を務める先輩社員や教育担当に大きな工数負担がかかる点も課題となっていました。
こうした背景を踏まえ、誰もが標準化された環境で繰り返し練習を行い、体系的にスキルを積み上げられる仕組みを整えることが重要になります。今回、ナカジツ様はこの課題解決に向け、AIを活用して多様な顧客シナリオを再現し、客観的な評価や改善を可能にする「カルティ ロープレ」を導入することに決定しました。
導入の概要と今後の展望
今回の導入においては、まず最初に住宅購入を希望するお客様の初回来店を想定したシーンで、AIロープレの活用を開始します。ヒアリングシートをもとに、お客様が安心して本音を話せるような対話や、その背景や優先順位を理解して適切なご提案につなげる力を養います。
「カルティ ロープレ」の導入によって、新人や若手スタッフは現場でのOJTに依存せず、いつでも、どこでも、繰り返し実践的な練習を積むことができます。その結果、育成の効率化や習得スピードの向上が期待されます。さらに、ヒアリングの量や質を数値化して改善状況が可視化できることで、個々の成長を客観的に把握しながら効果検証を進めていきます。
こうした取り組みを通じて、スタッフ全体の接客力向上とお客様との信頼関係の構築が進み、結果としてご契約につながる可能性を高めていくことを目指します。
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