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多店舗展開におけるサービス品質と顧客満足度向上の秘訣とはーGENKIDO様が選んだシセイカルテ・マルチカルテ活用術

株式会社GENKIDO様は、全国に「げんき堂整骨院・鍼灸院」や「骨盤メディカル整骨院」、「Raxia」「fagun」などの治療院、リラクゼーションサロンを展開しています。

「未病予防と健康促進」を目的とした多岐にわたるサービスを提供し、保険医療に頼らない健康な心と体づくりをサポートしています。多店舗展開を進める中で、サービス品質を高水準で維持・向上させることを目的に、シセイカルテ・マルチカルテを導入いただきました。

導入の背景や、実際に活用してみたご感想などをお伺いしました。

カウンセリング品質の均一化と顧客信頼構築を目指して

― シセイカルテ・マルチカルテを導入したきっかけを教えてください。

直営店58店舗という多店舗展開を進める中で、カウンセリングの質や人間力を高める取り組みが必要だと感じていました。スタッフごとのサービス品質をより均質化し、どの店舗でも高いレベルのサービス提供を実現したいと考えていました。

― 具体的にはどのような課題を抱えていらっしゃったのでしょうか?

主に3つの課題がありました。
・カウンセリング品質を高い水準で維持・向上させる
・顧客一人ひとりの身体状態をより正確に把握し、説得力のある施術提案につなげる
・保険診療から自費診療への転換促進や、リラクゼーション店舗における回数券成約率の向上

― シセイカルテに期待されていた効果は何でしたか?

全身の姿勢を客観的なデータとして可視化し、スタッフによるカウンセリングの説得力を高めることを期待していました。お客様との間で体の不調と姿勢の関連について共通認識を持つことができ、改善目標の設定も明確になることで、顧客継続率の向上も見込んでいました。

― マルチカルテについてはいかがでしょうか?

事前問診機能により、お客様の来店時の拘束時間を削減できることを期待していました。同時に、スタッフ側でも事前のニーズ把握・準備ができるようになることで、初回カウンセリングの質を高め、顧客との信頼関係構築や満足度向上につなげたいと考えていました。

AI姿勢分析で説得力のあるカウンセリングを実現

― 実際の導入状況を教えてください。

2025年5月より順次導入を開始し、現在も継続的に運用体制を構築しています。導入対象は直営店58店舗で、整骨院・鍼灸院から、リラクゼーションサロンまで、多様な業態での活用を進めています。

― シセイカルテはどのように活用されていますか?

初回カウンセリング時には、タブレットで全身写真を撮影し、AIが姿勢分析します。これにより姿勢の問題点を可視化し、スコアやグラフでわかりやすく説明できるようになりました。

「未来姿勢」を活用して、現在の状態を放置した場合の将来予測をお客様に示すことで、改善意欲を高める提案を行っています。
「〇〇様の場合、姿勢のこの部分に歪みが見られます。これが原因で、肩こりや疲れやすさ、見た目の印象にも影響が出ている可能性があります。未来姿勢でもお腹やおしりの筋肉がうまく使えておらず、脂肪がつきやすい部分として表示されていますね。」といった具体的なアドバイスをスタッフが自信を持ってお客様にご提案できる環境を整えています。

リラクゼーションサロンでは、回数券提案への活用も重要な要素です。姿勢改善には継続的なケアが必要であることを、データを基に説明し、4回券、12回券、24回券など、お客様の状態に応じた最適なプランを提案しています。

― お客様の反応はいかがでしょうか?

お客様からは「自分の姿勢がこんな状態だったとは知らなかった」「未来の姿勢を見て、改善の必要性を感じた」など、納得感が高まっていることを実感しています。データに基づいた説明により、お客様の改善意欲と継続意欲の向上に手応えを感じています。

未来姿勢から、お客様の改善意欲の向上をサポート

事前問診で接客品質の標準化を推進

― マルチカルテはどのように活用されていますか?

事前問診機能を新規のお客様に対して来店時に実施しています。気になる症状として「姿勢の歪み」「骨盤の歪み」「猫背」などの項目を設定し、その場で得られた情報を基に、スタッフが適切なカウンセリングと提案準備を行う体制を構築しています。

― 接客フローの標準化についても取り組まれているそうですね。

はい、経験の浅いスタッフでも、ベテランスタッフと同等のカウンセリングができる環境整備を進めています。ハイパフォーマーの接客フローをフルカスタマイズで設定し、迷わず提案できる環境を整備中です。

カウンセリング項目に沿って入力を進めるだけで、提案すべきメニューがナビゲーションされる仕組みとなっています。全国どの店舗でも一定レベル以上のサービス提供を実現することを目指しています。

顧客情報のデジタル管理による業務効率化も段階的に進めています。今後は顧客情報システムとの連携も予定しており、さらなる効率化を目指しています。

事前問診機能で、適切なご提案が可能

段階的導入で確実な成果を実現

―導入を検討している企業様に対して、シセイカルテ・マルチカルテのおすすめポイントを教えてください。

治療院・サロン事業者で、保険診療から自費診療への転換を図りたい企業や、回数券や継続利用の成約率を向上させたい企業、客観的データによる説得力向上を求める企業に適していると感じます。

また多店舗展開企業で、サービス品質の標準化を図りたい企業や、スタッフのスキルレベルに差がある企業、業務効率化と顧客満足度向上を両立したい企業におすすめしたいです。

導入前に知っておくとよいことはありますか?

一度にすべての機能を活用するのではなく、重要な課題にフォーカスして順次導入することが効果的です。当社の場合、治療院はReアライメントプログラムの成約率を上げ、自費診療のお客様を増やし、リラクゼーション店舗では回数券成約率の向上にフォーカスし、軌道に乗った後に物販成約率の向上にシフトする計画を立てています。

当社社長の言うように「カウンセリングの質や人間力を高める取り組み」を重視し、積極的にシステム活用を推進することが成功への近道だと考えています。

まとめ

GENKIDO様の導入事例から、シセイカルテ・マルチカルテが、多店舗展開における品質標準化と顧客満足度向上を同時に実現する可能性を秘めたソリューションであることを感じていただけたなら幸いです。

特に、AI技術を活用した客観的データによる説得力向上と、接客フローの標準化による業務効率化の両立は、多くの企業様が抱える課題の解決に直結する価値提供であると考えております。

GENKIDO様の「未病予防と健康促進」という理念のもと、お客様一人ひとりに寄り添った高品質なサービス提供を実現されている姿勢は、私たちにとっても大変勉強になりました。今後も現場と顧客の双方にとってより良い接客体験を提供できるよう、サービスの進化を続けてまいります。

下記にホームページ情報を記載しております。興味のある方は、ホームページをご覧いただきお問い合わせください。

https://www.genkido-s.com/

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お話を伺った方

株式会社GENKIDO
事業本部管掌取締役
田中 順也様


全国に100店舗を超える接骨院・鍼灸院・整体院・サロン等を展開。 『世の中の方々の心と体を健康にする』をポリシーに地域社会に根付いていく運営を行っております。