シセイカルテ導入の背景やシセイカルテを使用した感想について、横浜市を中心に整骨院・介護事業を展開されているさくらメディカル株式会社様にお話をお伺いしました。
今回、取材をさせていただいたのは、グループ代表を務める鈴木代表と現場の技術統括をされている小田原様です。
さくらメディカル株式会社様では、「痛みを繰り返さないカラダづくり」をモットーにシセイカルテを導入した施術を行っています。
本インタビューでは、導入のきっかけや導入効果について沢山お話していただきました。ぜひ最後まで、ご覧ください。
小田原様:弊社では全国に32店舗の整骨院を展開しております。また、介護事業施設も4店舗ほど運営しています。整骨院事業を中心にしているのですが、施術で重きを置いているのが「姿勢評価」です。患者さんの痛みを取るだけでなく、痛みや症状の原因を突き止めてアプローチする施術をしています。
鈴木代表:施術に関しては、小田原先生が言ってくれたとおりです。
その他に、弊社の特徴として挙げられるのは「多店舗展開している」という点です。
30店舗以上あるので、たくさんのデータを用いた”一律的な見方”をできるのが強みですね。
また、患者さんの幸せと健康を実現していくという目標に向けた施術やアプローチも心がけています。そのために、整骨院事業に留まらず、トレーナー事業・体操教室など色々な「体に対する取り組み」を行っています。
「心から患者さんの健康を願って、幸せにするための事業をする」というのが我々の特徴なのかなと思います。
小田原様:姿勢を分析するというのは、とても専門的な要素です。骨の名前や体の部位を知るだけでは、姿勢を知れたとは言えないですし。なのでスタッフも勉強するのが大変そうでした。
もちろん当院でもマニュアルを作ったり、勉強会を開いたりしてスタッフの知識を深めようとしていました。でもやっぱり上手くいかなくて。
そこでシセイカルテを使えば、スタッフもスムーズに「姿勢への知識」が深まるんじゃないかなと思い導入しようと決めました。
小田原様:一番は「使いやすさ」です。アプリ内で作業が完結するので、誰でも使いやすくて分かりやすいと感じました。
iPadを使った操作も簡単ですし、とにかく全体的に簡単に扱えるというのが導入の決め手です。
また、分析画面も分かりやすくて良かったです。特に「未来姿勢」に出てくる3Dアバターがイメージしやすいものなのも気に入りました。
スタッフも患者さんも、直感的に姿勢を理解できるというのも導入のポイントです。
小田原様:シセイカルテを導入した後から、他社様の類似商品に触れることがありました。しかし、扱いやすさ・分かりやすさという点でシセイカルテが一番だと感じています。
やはり32店舗も展開しているので、スタッフ誰でも使えるというのが何より大切です。その点でシセイカルテを上回る商品はありませんでしたね。
鈴木代表:シセイカルテ以外の機器を現場に持っていったことはあります。でも、現場の人間が「一番使いやすいのはシセイカルテ」と言うんです。
やっぱり現場のスタッフがどう思うかというのが、一番重要ですから。もちろん私自身も使いやすいと思いますし、どんな人からも「一番使いたい」と思われるのがシセイカルテだと感じますよ。
鈴木代表:まず1店舗からの導入は全く悪いことではないです。弊社でも、新しいシステムや機器を導入する際には、まず一部店舗から始めることが当たり前でした。その方が、モノを見極めてから導入できますしね。
確かに経営者としてはコストの面からも、いきなり多店舗展開は怖い面があります。
それでもシセイカルテを全店スタートした理由は、シセイカルテを導入すれば、整骨院として他社と差別化できると感じたからです。
新しいことへの投資はリスクがありますが、その分大きいリターンがあれば問題ないんです。シセイカルテには、その大きいリターンを感じたので全店で導入したというのも理由の1つです。
そして、全店スタートをすることで「どの店舗でも同じことができる」というのも大きかったです。1つの店舗だけ施術コースが違ったりしては、多店舗展開する意味がないと思います。そういった店舗の均一化の面も考えて、全店スタートを決意しました。
小田原様:数値で言いますと、導入した半年で成約率が10%上昇しました。
他の面で言うと、患者さんとのコミュニケーションツールとして活躍していることが挙げられます。患者さんに画面を見せながら、姿勢について詳しく説明できるようになったのが嬉しい変化でした。
今まではカルテをコピーしたり、過去のデータを引っ張り出したりしていたんです。場合によっては画像編集ソフトを使うこともあり、大きなタイムロスでした。しかし、シセイカルテを導入してからは、諸々の作業がとても楽ですし時間短縮にも繋がっています。
もちろん導入当初は操作面で少し苦労もしましたが、慣れるまですぐでした。また、店舗のLINE公式アカウントへの誘導もスムーズにできるようになりました。
総合的に見ると、姿勢のことだけでなくネットワーク面でも役立っているなと感じています。
鈴木代表:成約率に関しては、まだまだポテンシャルを秘めた数字だと感じています。数字に関してはシセイカルテだけではなく、店舗における説明の仕方や提案の仕方も関わる部分ですので、今後工夫が必要な部分です。
私の持論として、ニーズに応えられる提案は100%すべきというのがあります。患者さん一人一人に適したものは全て紹介しなくてはいけません。コミュニケーションは野球と一緒で、まずは打席に立たないと結果すら生まれないんです。
そういう面から見ると、弊社は「シセイカルテを使う基準やビジョン」がハッキリしきっていないのかもしれませんね。実際、小田原さんは店舗を管理する立場としてどう感じてます?
小田原様:ある程度の基準はありますが、ハッキリとした「シセイカルテを使う時」というのはないですね。
鈴木代表:やっぱりそうですよね。きちんとした基準があって、店舗の全員がその基準を知っていれば良いんです。でも今はまだ「シセイカルテを使うべきパターン」が確立されてないんだと感じます。
逆に考えれば、弊社でシセイカルテは活用しきれていなく、伸びしろだらけだということです。
また、弊社の決まりごととして「客単価を無理に上げない」というものがあります。患者さんのことを考えたら、むやみやたらに新しいものを勧めるわけにはいきません。その人に合った提案を見極めて提示するのが何より大事です。
従って、シセイカルテに関しても真価を発揮するのはこれからだと思っています。沢山のデータが揃い、患者さんも増えてくるごとに価値も高まるはずです。
弊社の介護事業にもシセイカルテを導入するのも良さそうですよね。何にせよ作業効率が上がったのは間違いないですから。現段階でも、利益云々より大きい面で効果は発揮されていますよ。
鈴木代表:「現場に立って使う人間がどう感じているか?」というのが一番ですから、これと言って不満点みたいなものはないです。ただ一つだけ挙げるとすれば、カスタマイズ性がもっと広く柔軟なものになれば、色々な会社にとって使いやすくなるのではないかと思いますね。
小田原様:シセイカルテのアプリとしての性能がもっと広くなれば良いなと思いますね。具体的に言うと、姿勢評価やAIの精度がもっと高度になってほしいです。
また、分析に使うポイントの拡張ができれば、さらに良いものになるはずです。あとは分析結果画面の備考欄に定型文の登録ができれば、使いやすくなりますね。やはり文字を打ち込むという作業が億劫になる時があるので、もっと効率よく作業できるようにしてもらえれば嬉しいです。
さくらメディカル株式会社の鈴木代表、小田原様、今回は取材にご協力いただきありがとうございました。さくらメディカル株式会社様は、一人一人に合った施術をご提案し、「痛みを繰り返さないカラダづくり」を提供しています。身体の姿勢・骨盤の歪みなどでお悩みの方は、ぜひ足を運んでみてくださいね。興味のある方は下記リンクよりお問い合わせください。
<さくらメディカル株式会社様 HP>
https://sakuramedical-group.co.jp/
お話を伺った方
さくらメディカル株式会社 鈴木 拓 代表
財団法人横浜市スポーツ振興事業団 横浜市体育協会にて指導員として、地域の方へ運動を通じた健康づくりに従事。横浜市栄区に「さくら鍼灸整骨院」を開業。現在は横浜市を中心に32店舗の鍼灸整骨院と4つの介護施設を運営。