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スポーツクラブ経営で成功するには?業界の現状や今後のトレンドを解説

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「この頃スポーツクラブが多く見られるけど今から開業などしても儲かるの?」「今のスポーツジム業界のトレンドはどうなっているの?」という疑問を持っている方も多いのではないでしょうか?

今回はスポーツクラブ経営で成功するための方法と業界の今後のトレンドなどを解説していきます。

スポーツクラブの開業を考えている方や経営が上手くいかず悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてください。

1.スポーツクラブ業界の現状

近年はオリンピックの開催予定をきっかけにスポーツに関心を持つ方や、人生100年と言われ始めたことにより健康志向に目覚める方が増えてきており、スポーツ業界の市場規模は拡大しています。

そして24時間営業や女性専用など、専門性の高いスポーツクラブなども増加しており、これからより一層スポーツ業界は盛り上がっていくと言われています。

市場規模はおよそ4,600億円

では、スポーツ業界の市場規模はどれくらいなのでしょうか。

2008年から2013年までは売上が横ばいでしたが、2013年は4100億円で徐々に成長し、2018年には4,600億円と2013年から5年間で約400億円も拡大しています。

同程度の規模の市場のうち身近な例をあげると、ラーメン市場(約4,000億円)、ゲームセンター(約4,800億円)などがあります。

そして今後の市場予測では、自宅フィットネスやZoomなどオンラインスタジオのニーズも高まるため、スポーツクラブ市場は大幅に成長すると言われています。

今後も様々な専門性の高いスポーツクラブが増えてくると予想されるので、健康産業の市場は多様化していくともと言われています。

年収は1000万超えも狙える

スポーツクラブを経営する場合、年収は大体いくらになるのでしょうか。

モデルケースを例にして考えてみます。

1ヶ月で1万円の価格設定をした場合、1ヶ月あたり1万円 × 会員分が月収となるため、100人会員を集められると、年あたり 100万円 × 12 =1,200万円の売上になります。

今あるスポーツクラブの1施設あたりの人数は平均900人弱なので、順調に規模を拡大し、安定させて更に多くの売上を得ることも期待できます。

実際の収入はこの売上から賃料や光熱費などの経費を引いたものとなります。

店舗数や施設の場所によってはもっとかかることもありますが、小さめのスペースを借りて開業した場合は年に300万以内に抑えることもできます。

そして、立地にあった価格設定や高価格のコース設定・サービスの販売・物販を考えれば、年収1,000万円を超えることも可能です。

今後の成長を期待できる業界

現在コロナの影響を受けて様々な業界の業績が伸び悩んでいますが、スポーツクラブ業界は今後も伸びていくと考えられています。

今までは大型施設など一つの場所でなんでもできる場所が人気でしたが、これからは個人に寄り添って組まれるプログラム・施設など業態がさらに多様化が進んでいるので、今後の成長性に期待ができると予想されています

 

2.スポーツクラブ業界のトレンド

2020年新型コロナウイルスの感染拡大の影響でライフスタイルは、外出自粛やソーシャルディスタンスなど多くの制限をすることになって今までのスタイルが変わりました。

コロナ以前のトレンドは個別指導や女性専用などライザップのような完全個室で結果主義のパーソナルトレーニングやカーブスのような女性会員限定したジムなど専門性の高い小規模業態で多店舗展開しているスポーツクラブが急成長をしていました。

現在は、今後コロナ渦の関係で家から出かけられない主婦達やリモートで自宅作業されているサラリーマンの方達も健康志向の意識が高く浸透されてきているので、Zoomなどを使ったオンラインを使ったレッスンが拡大すると予想されます。

 

3.フィットネス業界全体のトレンド

フィットネス業界のトレンドをおさえておくことで、経営の方針を決める際に役立ちます。
2020年からは、コロナ禍の影響によりオンライントレーニングなどの自宅で受けられるトレーニング指導が流行っています。

また、2021年現在も密を避けるためにパーソナルトレーニングが流行中です。

新型コロナウイルスの感染拡大が続いている間は上記のようなトレンドが続くと考えられますが、これらのトレンドは情勢によって大きく変わりますので、敏感にキャッチできるよう、ニュースや業界誌のチェックは怠らないようにしましょう。

最近の流行としては以下のものが挙げられます。

  • 無人経営
  • オンライントレーニング
  • ウェアラブルテクノロジー

無人経営

スタッフが常駐しておらず、夜間でも好きな時間に利用できるジムが増えてきています。

利用者に対してカードキーを貸与し、入口でかざせば24時間利用可能というシステムです。スタッフが常駐していないときの自己のリスクを考えて、フリーウェイトのベンチプレスやスクワットは有人のときのみ実施するなどの工夫が必要です。

夜にしか通えないビジネスマンを取り込むことができるため、広い層にアプローチできます。

オンライントレーニング

2020年は不要不急の外出を控える必要があったため、ジムにすら赴けない時期が長くありました。そのため、Zoomなどのオンラインチャットを利用して、自宅で受講できるオンライントレーニングが流行しました。

利用者の自宅に十分なスペースがあること、また自宅で実施できるトレーニングが限られていることなどのデメリットはありますが、全国に向けて営業できるのが大きなメリットになります。

ウェアラブルテクノロジー

スマートウォッチが生活になじんでいる代表的な端末になります。

心拍数や血中酸素濃度の計測ができるだけでなく、最近では心電図の計測もできるように開発が進んでいます。

時計だけではなく、ヘッドギアやサングラス型のデバイスも開発されているため、会員に対してデモやレンタルなどの提供ができれば、他との差別化を図る要因にもできます。

ウェアラブルデバイスを駆使して、より精密なトレーニングを提供すれば、ジムとして評判が上がることに期待できます。

パーソナルジムについてはこちら記事も参考にしてください。

 

4.今後の拡大が見込まれるターゲット

2011年頃から健康志向の富裕層や中高年の入会者が増えています。

「人生100年時代」と言われ始め、将来を意識されている方が増えてきているのです。

また、高齢者が年々増加傾向があるので、業界全体が多様なトレーニング・介護予防などの事業に力を入れ始めており、入会者も増えてきています。

他には、子供の習い事として児童を対象にしたスポーツスクールが増えてきています。

現在、体操やテニス・スイミングなど、児童向けの習い事として、親達に注目されているためです。

また、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い健康への関心が高まっており、これまで比較的少なかった低所得者の利用も拡大すると予想されます。

 

5.スポーツクラブ経営で儲かるための3つのポイント

「今後の業界の将来は見えてきたけど、どうしたら儲かるか?」「経営失敗しないためにはどんなことに注意したらいいの?」と疑問が出てきた方もいるかと思います。

次は儲かるための失敗しない経営のポイントを紹介していきます。

儲かるためには、初期費用をおさえたり、増加する利用者層に合わせたり、利便性を高めたりすること、そしてコンセプトを固めるのが重要です。

・開業時の初期費用をおさえる
・増加している利用者層に合わせる
・利便性を高める

初期費用をおさえる

初期費用をおさえるのは重要です。

なぜならジムの開業するのに必要な初期費用は500〜3,000万円ほどと幅があり、工夫次第で金額が大きく変わってくるためです。

多くの出費が掛かると言われているのが、物件の改装費用や機材などの費用です。そのため、出費を減らすとしたらまずこの二つを考えましょう。

しかし、機材の費用をおさえてしまうと今後のトレーニング指導に支障が起きることが予想されるので、機材への出費をおさえるのは控えたほうがいいです。

機材の出費をおさえようとする前に、物件の出費をおさえることを考えましょう。

出費をおさえるための物件選びのポイントは、居抜き物件を選んだり、自分たちで改装を行ったりすることです。使用できるものをそのまま使用したり、外注に頼らず自分たちでできることは徹底的やるようにしたりすることで、初期費用を最小限におさえることができます。

開業に必要なチェックリストはこちらの記事を参考にしてください。

増加している利用者層に合わせる

現在は、中高年の介護予防や健康志向が高まっている一定の所得がある人たちが多いです。

また、人生100年時代と言われ始めたことや新型コロナウイルスの感染拡大に伴う健康意識の向上で、ますますスポーツジムを利用する人が増加すると考えられます。

そのため、今までのターゲットの中心だった高所得者だけではなく、低所得者に向けたサービスも需要や高まると予想されます。

例えば平日限定の割引を行ったり会員限定でプロテインを割安で販売したりするといよいでしょう。今後拡大していくターゲット層に合わせた施策を準備することで、より幅広い所得層にアプローチをかけていくとよいでしょう。

他には保護者の関心拡大に合わせて、児童向けの運動能力の向上を焦点を当てた指導ができるようなプログラムも充実させると利用者の増加が期待できます。

利便性を高める

これからの時代、儲かるために大事になってくるポイントが、利便性を高めることです。

利便性を高めるというのは、都市部で駅から近い場所を選ぶこと、地方で広い駐車場を確保すること、シャワーや更衣室が混まないようにシャワー室の場所や数の工夫などをして、いつでも快適に利用ができるようにすることなどを指します。

利便性を高め、快適な環境を用意することによって、様々なニーズを期待する会員が定着をするだけではなく、口コミが広がり、新規会員の獲得が期待できるでしょう。

 

6.まとめ

今回は、スポーツクラブ経営で成功するための方法や今の業界のトレンドをおさえて儲けるためのポイントなどを紹介させていただきました。

新型コロナウイルスの影響もあり、今後のスポーツクラブ業界はZoomを活用したオンラインレッスンの流行や健康志向の高まりを受けた利用者の増加により、さらに盛り上がっていくでしょう。

今後の経営方針策定や新規開業に向けて、ぜひこの記事でご紹介した経営のポイントも参考にしてみてください。

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