シセイカルテ導入の背景やシセイカルテを使用した感想について、秋田県男鹿市で歯科医院とパーソナルトレーナーをされているもりやま歯科医院様にお話をお伺いしました。
今回、取材にご協力してくださったのは歯科医院長とパーソナルトレーナーの両方を務める代表の森山様です。
もりやま歯科医院様では、シセイカルテを歯科とパーソナルトレーニングの両方で活用していただいているとのことですが、一体どのような活用をし導入効果を得られているのでしょうか。
導入前の背景から、導入後の効果について詳しく取材させていただきました。ぜひ最後まで、ご覧ください。
森山様:もりやま歯科医院は、秋田県にある歯科医院です。秋田県は少子高齢化率が一番だということもあって、来院する方は年配の方々が多め。また介護施設や在宅介護の方の訪問歯科診療も行っているので、高齢者の方を診療することが多いです。
そこでは年配の方々に対して、食べられる喜びを感じてもらったり、コミュニケーション能力が維持できるよう努めたりしています。また、若者に対しては、スポーツ歯科を通して生き生きとした生活を送っていただきたいなと思いながら、日々仕事に取り組んでおります。
2019年に新しくもりやま歯科スポーツ部を立ち上げ、トレーナー業の資格を活かして、口腔のみならず全身へのアプローチを行い、クライアントさん個人個人の身体の使い方をお伝えしています。
森山様:なぜ全身なのかというと、歯が崩れることすなわち頭部のバランスが崩れることは全身の骨格のズレにつながるからです。地域柄か多くの歯を失われてから来院される患者さんが多数いらっしゃいます。
歯が崩れてしまうことによって、実は全身の骨格もずれてしまうんです。そもそも頭部はボウリングのボールぐらいの重さで、男性で7〜8キロ。女性では、6キロぐらいと言われています。
これだけの重さの頭部を細い首で、しかも二足で立って支えているので、頭部のバランスが崩れることで全身の骨格がズレてしまうんです。
そんな時に4スタンス理論というものを知り、当院では4スタンス理論で姿勢のタイプを診ながら全身にアプローチしています。
森山様:従来から患者さんの全身の立ち姿の写真は撮らせてもらっていましたが、その評価法は、一般的なカメラで写真背景の格子模様から客観的に判断するもので、患者さんに写真を見て頂きながら『右肩が下がっていますね』のように口頭で評価を伝えることしか出来ず、少しもどかしさを感じていたのが導入のきっかけです。
また従来は撮影後、別の媒体に入れ込み保存する必要があり「非常に手間だな」と感じていたのも導入のきっかけです。
森山様:もりやま歯科医院では、スポーツマウスガードの作成にあたり、スポーツアスリートの噛み合わせバランスを見る時にシセイカルテを活用しています。
また、もりやま歯科スポーツ部では、「 一般向け身体の使い方講座 」などで活用しています。例えば、90分の講座であれば、最初と最後に姿勢の写真を撮影します。
講座の最後には、撮影したビフォーアフター写真を参加者同士で比較していただき、お互いの違いを見てもらっています。今までは、参加者同士でも「 猫背がよくなったね 」「 バランスが良いんじゃない? 」など、曖昧な評価でしたが、数字でより細かく評価してもらえるので納得度が上がりました。
歯科医院でも講座の現場でも同じように写真を撮影して姿勢分析を行えるというのは、非常に便利だと感じています。
森山様:シセイカルテを導入しての効果といえば、本人の写真に対して線画で表示され評価してくれるので、患者さんやクライアントさんから大きな反響を得たことです。
また、記録日を残せたり、経過を残すことで、過去の写真と比較しながら使える点も魅力的ですね。
比較できるので、全身のリハビリやフレイル予防などを通して、一ヶ月前と後の違いがハッキリと分かり、クライアントさんのモチベーション維持にも貢献できています。
森山様:歯科医院では、マウスガードを利用して変化が出た際に、「 こんなに違いがでるんだ 」「 こんなに変化が現れるんだ 」と患者さんに違いをハッキリと分かってもらえるようになりました。
一方、トレーナー業では、4スタンス理論のタイプ別で自分に合った動きをとっていただいた後、「 少しのことでこんなに変わるんだ 」と分かってもらえることが非常に大きな効果です。
歯科医院でもトレーナー業でも、感覚だけで変化を体感してもらうのではなく、実際の写真で分かってもらえるのが嬉しいですね。
今までは「 しっかり立てた 」「 呼吸がスムーズになった 」などの感想のみでしたが、シセイカルテの導入後は写真を見て「やっぱりそうだね」と納得してもらえるようになりました。
森山様:クライアントさんを任意でタイプ分類し、それぞれどのような変化・傾向があったか分析できるような機能があれば良いなと感じています。
例えば、私の場合は4スタンス理論のようなタイプ別で振り分けたり、シセイカルテを使用する術者のあらゆる任意の要素でタイプ分けができたら、姿勢の違いの分析が面白い視点から分析できると思っています。
どうしても4スタンス理論を治療に全て活かすというのは非常に難しいです。それは様々な要素が複雑に絡んでくるからです。
例えば患者さんによっては過去に多くの歯科治療を経験されてから当院を受診されることもあり、時間経過でどのような治療を行ってきたのか紐解いていくのが非常に困難になります。
そんな時にも、タイプごとに分析が蓄積できれば今後全身と口腔との関わりを発見できるのではないかなと感じています。
もりやま歯科医院の森山先生、今回は取材にご協力いただき本当にありがとうございました。もりやま歯科医院の森山先生は、4スタンスを取り入れた歯の専門家として非常に珍しい先生です。
ぜひ、「 口腔と姿勢の関係が気になる 」「 身体全身のバランスについて見てもらいたい 」という方は、下記リンクよりお問い合わせください。
<HP>
もりやま歯科医院(https://www.moriyama-dent.com/)
もりやま歯科スポーツ部(http://www.moriyamasportsdentaloffice.com)
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お話を伺った方
もりやま歯科医院 森山 広之 院長
日本大学歯学部卒業、秋田県男鹿市にてもりやま歯科医院を開業。一般社団法人レッシュプロジェクト4スタンス理論マスター級トレーナーの資格も有し、来院した患者さんや一般の方々に身体の使い方講座を定期的に開催