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整体師の年収は?年収アップの方法や開業した場合の平均年収もご紹介

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整体師として働くのであれば、スキルを磨きつつしっかり年収も確保していきたいと考えるでしょう。

本記事では整体師の平均年収をご紹介した上で、年収を上げる方法や、開業した場合の売上アップのポイントについてお伝えしていきます。

1.整体業界の現状

年収に大きく影響を及ぼすのが、業界の需要と供給の関係です。

需要が高く供給が少ない場合は、人材の希少価値が高いため一般的に年収は高くなります。一方、需要が低く供給が多い場合には、年収は低くなります。

整体業界は現状、需要は高いものの供給も多い状態といえます。

というのも、スマホ・パソコンの利用時間増加や新型コロナウイルスの影響による在宅時間の増加により、肩こり・腰痛に悩む人は増えており、整体院・リラクゼーション施設の需要が高まっているためです。

一方で、整体院・リラクゼーション施設は年々増加しています。平成30年の厚生労働省の調査によると柔道整復の施術所だけでも50,077か所存在するとのこと。これはコンビニエンスストアの店舗数にも匹敵する規模であり、供給過多の状況といえるでしょう。

2.整体師の平均年収

整体師として働く際には「雇われて働く場合」と「自身で整体院を開業して働く場合」とがあります。

年収を左右するのは勤務地や勤務先など他の要素もありますが、ここでは雇用形態ごとに「パート・アルバイト」「正社員」「整体院経営者」に分けて見ていきましょう。

パート・アルバイト

平均年収.jpによると、パート・アルバイトの時給は池袋のサロンで907〜3,000円。

最低雇用賃金の高い東京都の時給であることから、比較的高めの時給設定だということを鑑みて、時給1,000円が平均とすると、1日8時間・月20日働いた場合でも月収16万円、年収に換算すると192万円になります。

正社員

平均年収.jpによると、正社員の整体師の場合、平均年収は340万円前後。月収では21〜28万円前後が相場のようです。

ひとくちに整体師といっても、整体院、カイロプラクティック、スポーツジムなど勤務先はさまざまです。

勤務先の形態によってはは歩合給となっている場合も多く、固定客をしっかりと獲得できれば平均よりも高い年収を獲得できるでしょう。

一人整体院経営者

独立し一人で整体院を経営する場合、年収は保証されておらず、経営スキル次第で大きく変動します。

仮に客単価を5,000円、1日8人のお客様に施術をし、20日営業したとすると月の売上はおよそ80万円前後になります。

継続的にに毎月同じ売上をあげたと仮定して、年商960万円。そこから月々の店舗家賃や広告宣伝費、雑費などを差し引くと、開業し、軌道にのった場合の年収は約600万円程度になります。

複数スタッフ整体院、複数院経営者

施術担当がひとりの場合、上記の計算方法で仮に客単価を10,000円まであげたとしても年商2,000万前後が限界です。

さらに年収を上げることを目指すならば、複数のスタッフを雇ったり、複数の整体院を経営して年商を上げていく必要があります。

軌道にのれば数千万円の年収を達成することも視野に入ってきます。

3.整体師として年収をアップするためのポイント

整体師として働いていくうえで、自分の仕事の結果が年収にも反映されたら嬉しいものです。

ここでは、整体師として年収を上げていくためのポイントを見ていきます。

年収を上げるためには、自分のスキルに「付加価値」をつけることが大事です。

「付加価値」の付け方として代表的なものを3つ紹介していきますので、参考にしてみてください。

資格を取得する

資格手当の支給がある整体院であれば、資格を持っているだけで給与を増やすことができる場合もあります。

さらには、資格取得に向けた勉強の過程で知識が増え、施術スキルを上げることができるため、お客様からの支持を得ることも可能です。お客様からしても無資格の整体師よりは、有資格の整体師のほうが安心感があり、施術をお願いしたい気持ちは高まるでしょう。

結果として固定客を獲得し、整体院全体の売上や歩合給の向上につなげていくこともできます。

顧客満足度をあげる

施術スキル、接客スキルを高めることで顧客満足度をあげることも、年収アップのひとつのポイントです。

顧客満足度をあげ「あなたにお願いしたい!」と言われる存在になることで、固定客を獲得できます。歩合制の整体院・リラクゼーションサロンに勤めている場合は、顧客満足度の向上によりリピート率が向上すれば、給与アップにつながるため、年収アップを目指せます。

歩合制ではない給与体系の場合でも、固定客を獲得することで整体院・リラクゼーションサロンのなかでの自身の重要性・存在感を高めることができ、リーダーや店長、さらには独立など今後のキャリアステップの道が拓けていくと考えられます。

スキル・知識を施術以外で活用する

これまで培ってきた自身のスキル・知識を活用した副業を始めることで、収入源自体を増やす方法もあります。

例えば「顧客満足度を上げる整体施術の方法」や「集客のノウハウ」などをテーマにしたセミナー実施やコンサルティングの提供などの副業で年収アップを目指せます。

近年は、インターネットを介して個人間でスキルを売買するサービスも増えてきています。そういったサービスを活用することで、比較的簡単に副業に挑戦することができるでしょう。

ただし、独立しておらず整体院・リラクゼーションサロン等に勤めている場合は、副業が禁止されている場合もあるので、副業を始める前に雇い主の許可を得ることを忘れないように気を付けましょう。

4.整体院の売上をアップするためのポイント

整体院の売上は、「来店客数」×「一人あたりの来店頻度」×「客単価」に分解することができます。すなわち売上を上げるためには、「来店客数を増やす」「来店頻度を上げる」「客単価を上げる」という3つの大きな視点で考えていくことが大事です。

そこでここからは、それぞれの視点において大事なポイントをご紹介していきます。

オリジナルメニューを導入する

まず、「来店客数を増やす」「来店頻度を上げる」方法として、オリジナルメニューの導入があります。

周囲の整体院が提供しておらず、自院にしか提供できない得意分野・専門技術をメニューにしていくことが大事なポイントになります。

既に得意分野や専門技術でメニューを提供している場合は、最新のシステムを活用して付加価値をつけていく方法もあります。たとえば、AIによる姿勢分析システムであるシセイカルテ(https://www.shisei-karte.com/)を導入することで、最新技術を活用している整体院であるという付加価値を与えることもできます。初めてのお客様でもAIによる姿勢分析であれば納得感も高く、来店客数増加、来店頻度向上が期待できます。

リピート率をあげる

売上向上の施策を考える際に、ついつい新しいお客様の獲得ばかりに目がいきがちですが、既存のお客様のリピート率をあげる方法も考えられると安定的な経営につながります。

新規顧客の獲得には、既存のお客様に再来院してもらう5倍のコストがかかると言われています。このため、アフターフォローやスタッフの接客スキル向上でリピート率をあげていく方法を考えることで、より効率的に売上を得られます。

お客様に「施術でこれだけ症状が緩和された」「この整体院に任せれば、症状がこんな風によくなっていきそう」と効果を実感し、納得いただけることが大事です。

整体に限らず、自身の体験を踏まえて「リピートしたいと思うサービスや商品」について考えることで、リピート率向上のヒントにしてみてください。

物販サービスを行う

「客単価を増やす」ひとつの方法として、物販サービスを行う方法もあります。

今通ってくださっているお客様のなかには、忙しく頻繁に整体院に通うことが難しい方もいるのではないでしょうか。

また、家でケアできることはケアしていきたい・体の悩みのことは全て同じ整体師さんに相談したいという思いを持っているお客様もいらっしゃいます。

そういったお客様に向けては、ホームケアのための器具やサプリメントなどの物販サービスの販売も有用です。

消耗品であれば再来院のきっかけづくりにもなるため、物販サービスは客単価向上だけでなく、来店頻度の向上にもつながります。

5.まとめ

整体師とひとくちに言っても、雇用形態・資格有無・勤務地などで年収は大きく変わってきます。

整体院・リラクゼーションサロンは年々増加しており供給は多い状況ですが、一方で近年のリモートワークの一般化などで需要も高まっています。

独自のサービス提供や最新技術の導入など、時代に合わせたニーズに応えて支持を得ていき、お客様に継続して通っていただける整体師となることで、年収アップの可能性を高めていきましょう。

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